【NieR:Automata】ストーリーは「期待外れ」

Aルート(1周目)から一気に真エンディングまでやってしまった…!

寝不足極まってます。け。です。

さっそくですが、「NieR:Automata」の感想を綴っていきます。

基本的にネタバレに気を使わないのでその辺ご了承下さい。

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Bルート(9S視点)

基本的にAルートのストーリーを9S視点でなぞっていくルートなのですが、「ハッキング」ができる9Sはその過程で<真実>を知ってしまいます。

Bルートで明かされる真実は、

・月に隠れていると思われている人類は既に滅亡している

・「ヨルハ部隊」は人類生存の隠ぺいを目的として作られたアンドロイドたち

ということです。

つまり、人類とエイリアンの代理戦争としてアンドロイドVS機械生命体があったわけですが、人類もエイリアンも滅亡しているため、「無意味」「無価値」だったわけです。

この「無意味」「無価値」というのがニーアオートマタのテーマの1つなんだろうな、と思います。

Cルート(本編)

そして、Cルートでさらに「真実」に迫っていくわけですが…。

A・Bルートは完全にプロローグと化していて、Cルートが「本編」です。

2BがA2によって殺され「機械生命体&A2絶対殺すマン」と化した9S(正確には「介錯」なので逆恨み)、「未来と9Sを頼む」という2Bの意志を継いだA2が主人公です。

ここで明かされるのが、

・人類滅亡の隠ぺい工作が終わると、全ての「ヨルハ部隊」が削除される

・つまり、2Bも9SもA2も消されることが前提

・彼らは「人類が滅亡した」という事実を隠蔽するためだけに頑張っていた

ということです。

9Sがメンヘラ過ぎる

苦笑いしてしまうくらいメンヘラ化してます。

A・Bルートの9S返って来て!

「高性能のS型は高い確率で<真実>を知ってしまう」ということで、9Sは覚えていないだけでE型(処刑人)に殺され続けていたとのこと。

そして、2Bの正体は2E。つまり、E型として9Sを殺しまくっていた過去が明かされるわけですが…。

つまり、A・Bルートでの2人の出会いは初めてではなかったということです。

9Sもなんとなーくそれを察しつつも、自分と一緒に行動してくれる2Bに想いを寄せていた、と。

思っていた以上に2人はラブラブだったようです。

その辺りの事情の説明なしに、いきなりハイパーメンヘラを突き付けられたので、当初は困惑しました。

単純にメインストーリーを進めているだけではダメ

宝箱を開けたり、サブストーリーを進めないと、「E型の苦悩」や「9Sの2Bに対する想い(執着?)」などが伝わらない分部が多いです。

なので、メインストーリーを終えて「?」となっている人は、サブストーリーを進めるなり、プレイ動画見るなりして補完した方がいいかもしれません。

正直、そういう部分はメインストーリーに組み込んでも良かったのではないかと思うのですが…。

結局放り投げられた数々の設定

・そもそも機械生命体とは何なのか。

・1万年経っているのに人間の創造物が残存しているのはなぜか。本当に1万年経っているのか。

・「赤い少女」って結局なんなの? ロリなの?

・機械生命体が天使文字を使っていたのはどういうことなんだ!

その辺りのことが放り投げられていて、グーグル先生で調べた限りでも考察班がはりきって色々書いています。

考察好き、世界観好きの人は楽しめるゲームかもしれません。

ストーリーとしては、正直なところ「期待外れ」

「世界観がいい」というのは分かります。雰囲気も良いです。音楽も素敵。

設定も奥深いですし、考察がはかどるのも納得です。

けれど、全体通してのストーリーとしては個人的にあまり面白くなかったというのが正直な感想です。

鬱要素が足りない

「人類の滅亡」「2Bの死」「ヨルハ部隊は消されること前提」というのが鬱展開としての大きな流れの一つだと思うのですが、どうにも「そりゃないぜヨコォさぁん…」という感触が足りません

後出しじゃんけん的ではあるのですが、「ヨコオならやると思ってた」というのが正直な感想。

まあ、僕にとっては初ヨコオタロウ作品なのですが、みかるくが「ここまでは予想通り」と隣でボソッと言っていたので、ヨコオプレイヤーならよりそう感じたのかな、と思わなくもないです。

その辺りの問題は「ニトロプラス」とか「虚淵玄」って名前を見たら「あっ(察し)」となってしまうような難しさはあると思うのですが…。

悪い意味で、期待を裏切るものがありませんでした。

もっと9Sをいじめても良かったんじゃないかなあ。

作品としては未完結感が否めない

1つの作品としてはどうしても未完結だと感じました。

語られない部分が多すぎて、どうしても消化不良を起こしてしまいます。

例えば、「機械生命体の戦う理由」が非常にあやふやで、アンドロイドVS機械生命体の構図に熱が入りません。

その辺り、「きっとこうだったんだろうな」と思わせる部分はあるのですが、「バトルもの」としてみるのであれば、戦う目的が明確でないとイマイチです。

まあ、「戦う意味はなかったんだよ」という「無意味」「無価値」のテーマを押し付けられたら「せやな」としか言えないのですが…。

ストーリーとして見た場合、ひねりのない「王道」であるので、キャラクターを魅せていくべきなのですが、そのキャラクターも魅力的ではあるものの背景が見えて来ないので感情移入がし難い……のは残念です。

主人公サイド(2B、9S、A2)はかなり多く背景が見えてくるのですが、敵が結局「何か大きなもの」としか最後まで捉えられませんでした。僕は。

「無意味」「無価値」の先がない

例えば、前作の「レプリカント/ゲシュタルト」は「妹のために頑張ったけど、全部それは意味がなくて、結果として人類滅亡してしまった」というものがありました。

「一人のために、全てを滅ぼせ」というキャッチコピーに沿っていて、雑な言い方をすると説得力があります。

けれど、「ニーアオートマタ」は「そもそも初めから意味がなかった。でも、生きるってそういうことやで」……と、どうにもカタルシスに欠けます

正直なところ「せやな」としか思いませんでした。

Eエンドでは、主人公たちがヨルハ計画(全ヨルハ部隊の消去)に背いたポッドによって全て元通りに修復されるわけですが…。

その後、急にプレイヤーに向かって語りかけ、つまり、「メタ視点」になるところも、どうにも僕が「冷める」要因なのかな、と感じました。

今までゲーム内のキャラクターに意識が向いていたのに、急に<こちら>に語りかけられても…。初めからそういうゲームだったら良いのですが、そういうゲームじゃないわけですし。

ストーリーでは「成長」が描かれるべきですが(もしくはその反対の「失墜」)、ある意味でポッドが最も主人公にふさわしい、と感じました。

結局、最後まで抗ったのは彼らですしね。

風呂敷を広げただけ

1つ1つの要素、「アンドロイド」「ロボット」「異星人」「退廃した世界観」「機械に感情は芽生えるのか」「代理戦争」「無価値」などなど……これらはいい意味で厨二的で良かったのですが、結局それらを上手くいかせてはいません。

風呂敷を広げただけで、最後は「憎しみも悲しみも忘れて、空の彼方に飛んでいけー! それでみんなハッピー!」な感じなのは正直どうなのだろうか、と思わなくもないです。

「期待外れ」とはつまり僕を「期待」させる部分があったわけですが、それが厨二的な要素だったのだろうと思います。

それがこういうふうに終わってしまったことは非常に残念です。

であれば、いくつかの要素を抜いて、もう少しコンパクトにまとめて分かりやすくしても良かったのに、と。

まとめ

ストーリーは面白くなかったです。というか、消化不良でした。

具体的に僕の中でどう処理されていたかというと、「ニーアオートマタを小説として読んでいたら壁本」という感じですね。(壁本=壁に本を投げつける=どうしようもないもの読ませるな)

でも、雰囲気は良く、世界観は楽しめました。ゲームとしては悪くなかったです。

というか、面白かったです。まあ、何日かは寝ないでぶっ続けてやっていたので、十分「てめえハマってんじゃねえか!」って感じですね。ガハハ

ゲームシステムについて、ハッキングゲーに関して怒っている人がいましたが、僕は割と好きでしたけどね。

普段、「ストーリー」というものを小説や漫画、映画を中心に楽しんでいるのもあってか、「1つの作品で完結してくれ」という気持ちが全面に出たのかな、と自己分析をしています。

「人にすすめられるか?」という点では、正直なところ微妙なところです。

ストーリー好きの知り合いで「ニーアオートマタ気になってる!」と言っていた人にはやめておいた方がいいよ、と伝えるつもりです。

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